【体験談】親が薬を捨てた|管理できないサインと3つの相談先

親の薬の管理で捨てる余る飲まないに困った時の相談先を伝えるアイキャッチ画像 親との向き合い方

このところ、ブログが書けていませんでした。

理由は、はっきりしています。あまりにも、せわしなかったからです。

こんなこと ありませんか

  • いつの間にか消えている薬
  • 減らないまま余っていく薬
  • どこに相談すればいいか分からない
  • 走り回るうちに過ぎた数週間

「薬、捨ててあったぞ」

じいちゃんからの、この一本の電話から始まりました。今日は、その「せわしなかった正体」——母のお薬をめぐる大騒動を書いてみます。捨てて、あえて捨てて、大量に余る。もし同じように振り回されている方がいたら、と思って残しておきます。

ある日親が薬を捨てていた

掃除のついでに消えていた薬を表すバナー画像

ことの始まりは、母がお掃除のときに、うっかり内科の薬を捨ててしまったことでした。本人に悪気はありません。ゴミと一緒に片づけてしまった、それだけのことです。けれど薬となると、そうもいきません。飲まない日が続けば、体に関わってきます。まずは、この一件目から順番に書いていきます。

掃除のついでに消えた薬

母は、よく家の片づけをします。元気なうちは動いていたいのでしょう。その日も、いつもどおりの掃除でした。

ただ、そのときに、内科で出してもらった薬まで一緒に処分してしまったのです。どこに置いていたのかも、本人は覚えていませんでした。

気づいたのは数日後

困ったのは、私がすぐに気づけなかったことです。知ったのは数日たってから。じいちゃんからの電話ででした。

  • 私は毎日そばにいない
  • 母は困っても連絡してこない
  • 気づくのはいつも誰かの一言

何日ぶんの薬が飲めていないのか、そこから計算することになります。この時間の空白が、いちばん怖いところでした。

病院へ走った一日

慌てて、薬を取りに走りました。病院に事情を説明して、また出してもらって。

ふう、これで一安心。……そう思ったんです、このときは。

うっかりではなかった二度目

うっかりではなくあえて捨てていたことを表すバナー画像

一難去って、またすぐでした。数日後、じいちゃんから、また電話が入ります。この二度目が、私にとっては大きかったのです。一度目とは、意味がまったく違っていました。同じ「薬がない」でも、背景が違えば、取るべき動きも変わってきます。少し重い話になりますが、書いておきます。

また届いたじいちゃんの電話

電話が鳴った時点で、なんとなく察しがつきました。また薬のことだろう、と。

予感は当たっていました。ただ、内容は想像していたものと違ったのです。

あえて捨てられていた薬

今度は、認知症のお薬でした。そして母は、それをうっかりではなく、あえて捨てていたのです。

片づけの流れで消えたのではありません。自分の意思で処分していました。

言葉を失った瞬間

これには、ちょっと、言葉を失いました。怒るとか、悲しいとか、そういう前に、頭がついていかなかったのです。

すぐに病院へ問い合わせて、相談しました。結果としては、その薬は「もう飲まなくていい」ということに落ち着いています。これは先生の判断です。私が決めたことではありません。

今度は大量に余っていた薬

これで終わりかと思いきや、まだ続きがありました。今度は逆です。足りないのではなく、余っている。整形で出してもらっていた薬が、なぜか大量に残っていたのです。足りないのも困りますが、余っているのも困ります。どちらも「きちんと飲めていない」という同じサインだったのだと、あとから気づきました。

飲んだり飲まなかったり

減り方が、どう見てもおかしいのです。飲んだ日もあれば、飲んでいない日もある。そういう残り方をしていました。

本人に聞いても、はっきりしません。飲んだつもりでいることもあれば、そもそも覚えていないこともあります。

残薬に気づいたきっかけ

気づいたのは、薬の袋を整理していたときでした。同じ種類の袋が、いくつも重なっていたのです。

  • 袋の数が合わない
  • 古い日付のものが残っている
  • 新しい袋が未開封のまま

捨ててしまう問題に気を取られていて、余っている方には目が向いていませんでした。

薬局へ相談した流れ

これはこれで、どうしたものか。悩んだ末、薬局に相談しました。

余った薬は、処方した病院ではなく薬局へ。これは今回はじめて知ったことです。薬剤師さんが状況を見て、整理してくださいました。

ひとつずつ窓口につなぐ

病院と医師と薬局にひとつずつつなぐことを表すバナー画像

捨てる、あえて捨てる、大量に余る。お薬ひとつで、こんなに振り回されるとは思いませんでした。この数週間、本当に走り回っていたのです。ただ、振り返ってみると、私がやったことはとても単純でした。パニックになりそうなときほど、この三つを思い出していただけたらと思います。

捨てた薬は処方した病院へ

一つ目です。薬がなくなってしまったときは、その薬を出した病院に連絡します。

私の場合は、事情を説明して、また出していただけました。ただし対応は医療機関によって違うようですし、費用の扱いも一律ではないと聞きます。まずは電話で聞いてみるのが早いです。

飲まない薬は医師に確認

二つ目です。本人が飲みたがらない薬が出てきたときは、自分で判断せず、必ず医師に確認します。

母の認知症の薬は、結果的に「もう飲まなくていい」となりました。でもそれは、先生が状況を見て出した判断です。家族が勝手に決めていいことではありません。

余った薬は薬局に相談

三つ目です。余ってしまった薬は、薬局に持っていきます。

  • 捨てた薬は病院へ
  • 飲まない薬は医師に確認
  • 余った薬は薬局へ

この三つだけです。ひとつずつ、正しいところにつないでいく。それしかありませんでしたし、それでよかったのだと思っています。

自分で管理できないサイン

この騒動を通して、気づいたことがあります。母はもう、自分でお薬を管理するのが、だんだん難しくなってきているのだな、と。騒ぎそのものより、こちらの方が大事なことでした。同じサインが出ているご家庭もあると思うので、私が見ていたところを書いておきます。

薬が減らない不自然さ

いちばん分かりやすいのが、残り方です。毎日飲んでいれば、決まったペースで減っていきます。

それが合わないときは、どこかで飲めていません。袋の数を数えるだけで分かることなので、たまに見てみてください。

飲んだか覚えていない様子

「飲んだ?」と聞いたときの返事も、手がかりになります。はっきり答えられないことが増えてきたら、ひとつのサインです。

責めるためではなく、知るために聞きます。この距離の取り方は、親のお金の管理を引き継いだときと同じでした。

寂しさと次への備え

できていたことが、できなくなっていく。それを目の当たりにするのは、やはり少し寂しいものです。

ただ、寂しいと感じた時点が、次の準備を始める合図なのだと思うようにしています。気づけたのなら、まだ間に合うということですから。

管理を楽にする方法

ここからは、私がまだ試している途中のことです。薬局や病院で聞いた話と、調べて知ったことを三つだけ書いておきます。全部やろうとすると、こちらが疲れてしまいます。どれか一つでも合いそうなものがあれば、相談してみてください。費用や対応の有無は、地域や薬局によって違うようです。

かかりつけ薬局を一か所に

母は、内科と整形の両方にかかっています。別々の薬局に行っていると、全体の量を誰も把握できません。

一か所にまとめると、薬剤師さんが飲み合わせや残薬まで見てくださるそうです。これは、すぐにできることでした。

一包化という頼み方

朝の分、昼の分と、一回分ずつまとめて袋に入れてもらう方法があると聞きました。一包化と言うそうです。

  • 袋から出す手間が減る
  • 飲んだかどうかが見て分かる
  • 家族も確認しやすい

薬局で相談すれば対応してもらえることが多いようですが、こちらも確認が必要です。

お薬カレンダーの置き場所

壁にかけて、一日分ずつポケットに入れておくものです。買ってきて渡すだけでは、たぶん使われません。

大事なのは、置く場所だと思っています。毎日必ず目に入るところでないと、そもそも見ないのですよね。

親の薬の管理でよくある質問

最後に、この数週間で私が迷ったことをまとめておきます。ただし私は専門家ではありませんし、薬のことは体に直接関わります。対応も、医療機関や薬局によってさまざまです。ここに書くのは一人の体験として読んでいただき、実際の判断は必ず専門の方にご相談ください。五つに絞ってお答えします。

捨てた薬は出し直してもらえるのか

私の場合は、事情を説明して出していただけました。ただ、紛失した薬の再処方は自費になる場合もあるようです。費用や対応については、処方した医療機関に直接ご確認ください。まずは電話で状況を伝えるのが早いと思います。

費用は自己負担になるのか

ここは断言できません。調べてみると、ケースによって扱いが変わるという情報が多くありました。私自身は特別な説明を受けませんでしたが、同じとは限りません。心配であれば、取りに行く前に聞いてみてください。

余った薬はどうすればよいか

薬局に持っていって相談するのがよさそうです。私はそうしました。自分で捨ててしまうと、どれだけ余っていたかが分からなくなります。次の処方を調整してもらうためにも、持っていく方が確実です。

本人が飲みたがらない時は

無理に飲ませようとせず、医師に相談してください。飲みたがらないことにも、本人なりの理由があるようです。母の場合は、相談した結果「もう飲まなくていい」となりました。ただ、これは母のケースの話で、すべてに当てはまるものではありません。

どこに最初に相談すればよいか

迷ったら、かかりつけの薬局でいいと思います。薬のことなら全体を見てくれますし、必要なら病院に連絡を取ってくれることもあります。地域包括支援センターでも相談に乗ってもらえます。

まとめ 走り回ったあなたも労って

捨てる、あえて捨てる、大量に余る。ひとつずつ片づけてみれば、やったことは電話と相談だけでした。それでも、あの数週間は本当にせわしなかったのです。

慌てたときの三つの相談先

  • 捨てた薬は処方した病院へ
  • 飲まない薬は医師に確認
  • 余った薬は薬局に相談

もし今、あなたも親御さんのお薬のことで振り回されているなら。ひとりで全部を完璧にやろうとしなくて、大丈夫です。捨てても、余っても、慌てなくていい。病院や薬局に相談すれば、ちゃんと助けてくれます。

そして、走り回っているあなた自身のことも、どうか労ってあげてくださいね。前に傷ついているのは親だけではないという話を書きましたが、今回もまた同じことを思いました。親のことばかり数えて、自分の疲れだけ数え忘れるのですよね。

……まぁ、そう言う私も。次は何が起きるかと、ちょっとビクビクしているんですけどね。

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